2015-03

no_category

『伊豆の娘たち』(1945) 野性味あふれる東野英治郎。

明日は、31歳という若さで夭折した桑野通子の命日だ。 『伊豆の娘たち』は彼女の代表作とは言えないし、そもそも主役ではないのだが、私の好きな五所平之助監督作ということで選んでみた。 (蛇足ながら、現在のマイベストワンは『有りがたうさん』)...
男はつらいよ

『男はつらいよ 葛飾立志篇』16作目(1975・日本) ネタバレ感想。

マドンナ = 樫山文枝 ゲスト = 桜田淳子、米倉斉加年、大滝秀治、小林桂樹 15作目『寅次郎相合い傘』と17作目『寅次郎夕焼け小焼け』という人気作に挟まれたせいか、どうも見劣りしてしまう。 しいて見所をあげるならば、学生服を着て啖呵...
男はつらいよ

『男はつらいよ 寅次郎相合い傘』15作目(1975・日本)について2つの撮影エピソード。

マドンナ = 浅丘ルリ子 ゲスト = 船越英二 これをベストワンに挙げる人も多い、シリーズ屈指の人気作。 「『男はつらいよ』といえば“メロン騒動"」 と、その噂は以前からよく耳にしていた。 今回、ようやく観ることが叶って嬉しい。 (...
no_category

映画『花形選手』(1937・日本) ネタバレ感想。

何度観ても笑ってしまう。 30代の笠智衆が大学の陸上選手役で出ていて、 本物のアスリートにも引けを取らない走りを見せてくれる。 なのに声は“御前様"なのがおかしい。 笠が扮する谷という学生は実力ナンバーツーのようだ。 ナンバーワンは関(佐...
男はつらいよ

『男はつらいよ 寅次郎子守歌』14作目(1974・日本)エキストラの多さが山田洋次映画の特徴。

マドンナ = 十朱幸代 ゲスト = 月亭八方、春川ますみ、上条恒彦 これはシリーズの中では平均点を下回るか。 その中で収穫は春川ますみ。 女っぽさ、情愛の深さにおいて、マドンナを遙かに上回っている。 だが、もしこの人がマドンナだったら...
男はつらいよ

『男はつらいよ 寅次郎恋やつれ』13作目(1974・日本)宮口精二、いぶし銀。吉永小百合、可憐に咲く。

マドンナ = 吉永小百合 ゲスト = 高田敏江、宮口精二 観れば観るほど好きになっていく作品。 全48作を見終えたとき、これがベストワンになっているかも知れない。 役者よければ全てよし、という格言はないと思うが、吉永小百合と渥美清の笑...
男はつらいよ

『男はつらいよ 私の寅さん』12作目(1973・日本)の良さが分からなかった子供時代。

マドンナ = 岸惠子 ゲスト = 前田武彦、津川雅彦 これは子供の頃、映画館で観た。 数十年ぶりに再会したことになるわけだが、ほとんど忘れていた。 たしか岸惠子がフランスパンを持って歩くシーンがあったはず……というのだけは覚えていて、...
男はつらいよ

『男はつらいよ 寅次郎忘れな草』11作目(1973・日本)山田洋次監督、“歌姫リリー”への思い入れ。

マドンナ = 浅丘ルリ子 ゲスト = 織本順吉、毒蝮三太夫 これは力作。 寅さんもタジタジの“フーテン"ぶりを見せる歌姫リリー。 何度も登場させたくなる気持ちも分かる。 力の入り具合も並大抵ではない。 まず、おなじみの「とらやから見...
男はつらいよ

『男はつらいよ 寅次郎夢枕』10作目(1972・日本)先達への敬意を忘れぬ山田洋次監督。

マドンナ = 八千草薫 ゲスト = 田中絹代、米倉斉加年 オープニングテロップを見て緊張が走った。 あの田中絹代が『男はつらいよ』シリーズに出ていたとは! 山田洋次ほど、日本映画を支えてきた先輩への敬意を払う監督はいないのではないか。...
no_category

もう『恋の花咲く 伊豆の踊子』(1933・日本)なんて言わないよ絶対

この作品を良いと思えるかどうかのカギは、田中絹代を可愛いと思えるかどうかにかかっているのではないか。 私は玉砕した。 綺麗な方であることはいうまでもない。 が、14歳に見えるかと言ったらかなり厳しいものがあった。 17歳という設定かも知れ...
no_category

『デッドゾーン』(1983・カナダ) 視えすぎちゃって困るわぁ。

デビッド・クローネンバーグ監督はちょいとグロがきつめなので敬遠している。 でも『イグジステンス』は好きだ。 本作『デッドゾーン』は評判が良いので思い切って観てみることにした。 結果は正解。とても楽しめた。 (以下、ネタバレあります!) ...
no_category

岩崎夏海「『もしドラ』はなぜ売れたのか?」| 太もも?

『もしドラ』はなぜ売れたのか、自分も考えてみたことがある。 答えは、 「表紙で女子高生が太ももをあらわにしているから」 だが、そんな甘いもんじゃなかったことが本書を読んで分かった。 (でもまあそれ狙いの本もチラホラ見かける今日この頃) ...
no_category

映画『名もなく貧しく美しく』(1961・日本) ネタバレ感想。

手話を題材にしたドラマは総じて名作が多い。 豊川悦司、常盤貴子主演の 『愛していると言ってくれ』 武田真治、菅野美穂主演の 『君の手がささやいている』 などはとても良い作品だった。 ひと言ひと言が、口述の倍の時間をかけて全身で感情をも...
no_category

『デストラップ・死の罠』(1982) どんでんを返すタイミング。

シドニー・ルメット監督が、好きで好きですきで。 ネットを散見すると評判が芳しくないようだが、私にとっては傑作。 そういえば『刑事エデン 追跡者』(1992)という映画も、主演のメラニー・グリフィスがゴールデンラズベリー賞最低主演女優賞をも...
no_category

『煙突の見える場所』(1953) 田中絹代、高峰秀子、かわいさ爆発。

タイトルの「煙突」とは、見る場所によっては2本に見えたり4本に見えたりした、昭和の時代の名物「お化け煙突」をさす。 1964年に撤去されたが、週刊少年ジャンプで連載中の「こち亀」で取り上げられたこともあるので、ご存じの方も多いかも知れない...
タイトルとURLをコピーしました