2014-06

日本映画

映画『簪(かんざし)』(1941・日本) ネタバレ感想。

あの女の人、幸せになれたのだろうか。 ……清水宏作品を観た後にいつも抱く感想だ。 たぶんなれなかっただろうな、と続く。 『按摩と女』も『有りがたうさん』も、何の因果か自ら不幸を背負ってしまう女が登場する。 映画の中だけでも幸せに...
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『チキンラン』(2000・アメリカ)90点。ネタバレ感想

主人公の雌鳥がめちゃめちゃ美人に見えてくるから不思議だ。 チキンという単語は弱虫の代名詞として使われているけれど、それを逆手にとった発想が素晴らしい。 『大脱走』やビリー・ワイルダーの『第十七捕虜収容所』のパロディが多々あり。 チキンたち...
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『ワイルド・ブラック/少年の黒い馬』(1979・アメリカ)77点。ネタバレ感想

キャロル・バラード監督の『グース』がとっても良かったので、同監督作品であるこちらも観てみた。 またもや当たりだった。 壁紙にしたいような綺麗な画面のオンパレード。 特に、少年と馬が無人島で暮らす前半パートは息を呑むほど美しい。 その後は...
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『麦秋』(1934・アメリカ)56点。ネタバレ感想

それに淀川長治がキング・ビダーを手放しで褒めていたこともあり、これを機会に観てみようかと。 ちなみに クライマックスの水利作業は、明らかにキング・ビダーの『麦秋』の模倣だがお手本に較べると見劣りするのは否定できない。 とある。 私の...
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『最後の突撃』(1944・イギリス)44点。ネタバレ感想

限りなく反戦映画の香りがする戦意昂揚映画。 キャロル・リード監督、やる気が無かったんじゃなかろうか。 それとも、反戦の意を込めたかったけれど、軍の締め付けが厳しくてうまくいかなかったとか。 制作費は沢山もらえたのか、けっこう建物を壊している...
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映画『落ちた偶像』(1948・イギリス)77点。ネタバレ感想

子供の笑顔のアップから始まるファーストカットがとにかく可愛かった。 てっきり女の子かと思ったら、男の子。そしてペットはヘビ。 なかなか意表を突いてくれる。 監督はキャロル・リード。今のところ外れなし。 『第三の男』、『フォロー・ミー』はもち...
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『脱出』(1944・アメリカ)72点。ネタバレ感想

物語の4分の3あたりまできたと思っていたら、いきなりエンドマークが出たのでビックリした。 なるほど、あの後はみんなうまくいったということか。 本作がデビューのローレン・バコールが実に絵になっている。が、あまりにも彼女を押し出しすぎて、全体...
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映画『ヨーク軍曹』(1941・アメリカ)ネタバレ感想。

ゲイリー・クーパーはこの作品で、 アカデミー主演男優賞、 ニューヨーク映画批評家協会賞主演男優賞を獲っている。 だから悪いはずはない。 そしてゲイリー・クーパーを凌駕するくらい良かったのが母親役のマーガレット・ワイチャーリイ。 酔っ払うとや...
日本映画

映画『キネマの天地』(1986・日本)|松竹を支えた名も無き人たち。

渥美清に尽きる。 私は山田洋次監督が苦手なので出来るだけ回避しているのだが、これは観てよかった。 笠智衆の「俳優になろうか」という本で、この映画に触れていなかったら観ることはなかったろう。笠翁に感謝したい。 圧巻は渥美が娘...
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映画『しいのみ学園』(1955・日本) ネタバレ感想。

1950年代の清水宏作品を観るのは初めて。 小細工を弄せず、筆一本で描き上げた水墨画という印象。 この映画の魅力はなんといっても香川京子だ。 しいのみ学園で、小児マヒの子どもたちを教え導くさまは、まさに地上に降り立った天使。 学園長の宇野...
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『秋津温泉』(1962・日本)63点。ネタバレ感想

岡田茉莉子をひたすら美しく撮ることに精魂を傾けた映画。 監督にここまでしてもらったら役者さんも本望だろう。 岡田は本作の中で、はつらつ17歳、女盛り27歳、ものうげ34歳を見事に演じわけている。 相手役は長門裕之。 岡田と出会った頃は結核...
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映画『みかへりの塔』(1941・日本) ネタバレ感想

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『近松門左衛門 鑓の権三』(1986・日本)|郷ひろみの色気を引き出した篠田正浩監督。

『鑓の権三(やりのごんざ)』 名カメラマン宮川一夫の撮る絵が綺麗なのと、話がメチャメチャ面白いというこの2点が、いくつかある難点を吹き飛ばした。 芝居を無理やり映画の語法に変換しようとせず、素直に戯曲をフィルムに写し取ることに徹した英断...
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映画『信子』(1940・日本) ネタバレ感想。

さしもの清水宏も撮る作品すべてが傑作というわけにはいかなかったようだ。 この映画が作られた翌年、日本は戦争に突入していく。 出演者ならびに関係者の方々は無事に生き延びられたのだろうか。 あらすじ(ネタバレあり) 田舎で生まれ育った小宮...
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『グース』(1996・アメリカ) 少女、ガチョウの親になる。

これは巨大スクリーンで観たかった。 空を飛ぶ映画はいい! 機体が浮き上がっては興奮し、悠々と滑空するのを観ては陶然とし、着陸直前にはハラハラさせられてしまう。 それに、この映画はいろいろとズルイ。 まずグースが少女の後をトコトコとついていく...
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